3年連続で東大合格者を増やした高校も4校ランクインしている。4位(同11位)の浅野(神奈川)は51人が合格した。「教養教育、グローバル教育に力を入れている私立校です。ここ20年で最多の合格者数となりました」(井沢さん)。以下、8位(同66位)の川越・県立(埼玉)の10人、同列14位(同110位)の富士(静岡)と六甲学院(兵庫)の各5人と続く(22年以降、合格者がゼロまたは未回答の年があった高校を除く)。
5年連続で増え続けた高校はなかったが、4年連続は1校だけあった。日比谷同様、東大の学校推薦型選抜合格者ランキングの上位常連で、推薦を含め50人が東大に合格した5位(同12位)の渋谷教育学園渋谷(東京)である。井沢さんは言う。
「渋渋もこの20年来、最多の合格者数です。東大だけでなく海外大学への進学も後押しするなど面倒見がよく、同じ学校法人の渋幕(渋谷教育学園幕張〈千葉〉)に合格者の絶対数では及ばないものの、卒業生数を分母にした『合格率』では上回りました。中学受験での人気が高まっており、さらに拍車がかかりそうです」