「ap bank fes '25 at TOKYO DOME ~社会と暮らしと音楽と~」でのMr.Childrenのステージの様子 (c)ap bank
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 音楽イベント「ap bank fes '25 at TOKYO DOME ~社会と暮らしと音楽と~」が2月15日(土)・16日(日)、東京ドームで開催された。本稿では、2月16日のステージを、当日の写真とともにレポートする。

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 ap bankは、音楽家の小林武史、Mr.Childrenの櫻井和寿に、坂本龍一氏を加えた3名が拠出した資金をもとに2003年に設立。サステナブル(持続可能な社会)を指標に据え、自然エネルギーや環境保全活動している方々への融資、震災復興支援などさまざまな活動を行ってきた。

 音楽イベント「ap bank fes」は05年にスタート。つま恋(静岡県)を中心に行われ、2011年の震災後は淡路島(兵庫県)、みちのく(宮城県)、KURKKU FIELDS(千葉県・配信のみ)などでも開催。さらに宮城県・石巻市/牡鹿半島を中心にしたアートフェスティバルとの連名で「Reborn-Art Festival×ap bank fes」としても開催されてきた。

東京ドームにて初の屋内開催

 14回目にして初めて屋内の開催となった「ap bank fes '25 at TOKYO DOME ~社会と暮らしと音楽と~」には、Bank Band、アイナ・ジ・エンド、imase、Salyu、スガ シカオ、B’z、槇原敬之、東京スカパラダイスオーケストラ、Mr.Children(15日)、Bank Band、Saucy Dog、マカロニえんぴつ、上白石萌音、milet、Superfly、JUJU、宮本浩次、Mr.Children(16日)が出演。

 音楽ライブ以外にも、能登の食材を使ったオフィシャルフード店舗「kurkku kitchen for 能登」、プラスチック使用量削減を目的としたap bank fesオリジナル紙コップの提供、オリジナル防災セットの展示、植林トートバックの販売なども行われた。

 このイベントの収益は、全額ap bankの活動資金となり、Bank Bandの新曲「カラ」のリリースに伴う収益は、能登半島地震の復興支援金に充てられることがアナウンスされていた。

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若い世代を盛り上げたSaucy Dog、マカえん