「賃上げ」の流れのなかでできることは
その一方で、こんなニュースもありました。
「春闘賃上げ、3年目の強気 採用競争も意識 中小は『継続は困難…』」(2月12日配信、朝日新聞)
今年の春闘の労使交渉が本格的に始まった。物価高や人手不足を背景に、大企業の労働組合からは3年連続で高水準の賃上げ要求が相次ぐ。一方で中小企業への波及は見通せず、大手との賃上げ格差を改善できるかが焦点だ。
食費の負担が増えているなかで一番必要なのは、働く人の賃金が上がること。
しかし、賃上げの流れはあっても、満足のいくほどのお金がすぐに入ってくるわけではありません。
この食費の高騰に向き合うために、家計簿をつけて家計の流れをしっかり把握して、削れる部分がないか見極めたり、買っている食材を見直したりという、みなさんが普段からやっていることのほかに、お給料を増やす以外の方法でお金を増やすことに目を向けていく必要があります。
苦しい時期ではありますが、NISAなどを活用し、少しでも資産を増やす取り組みをしていかなければ、持っている資産がどんどん減る状態になってしまいます。
いろいろな方のお話を聞いていても、入ってくるお金が少ないから少しでも増やしたい、という理由で資産運用を始める方が増えてきている実感があります。
もちろん投資にはリスクがありますが、少額でもいいので、ぜひ自分から能動的にお金を増やすことも考えてみてください。
(横川楓)
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