「滅亡の予言」は何度も…
「1999年の7の月、空から恐怖の大王が降りてくる」──1973年に出版された作家・五島勉氏の「ノストラダムスの大予言」はベストセラーになり、「世紀末」が近づいた90年代にも大きなブームとなりました。
今から30年ほど前のみなさんは当時、どれぐらい信じていたでしょうか。
最も多かったのは「何も起こらないと思っていたが、もしかしたらと少し思っていた」の40.1%。そして「それなりの確率で何かが起こると思っていた」が23.1%でした。
一方、「まったく信じていなかった」は3番目の18.6%でした。
さまざまな社会不安が広がっていた当時、「もしかしたら…」という思いを抱いていた方は、きっと少なくなかったでしょう。
そして、このような「予言」はその後も相次いで登場してきました。一部では今年の夏に「何か」が起こる、という話も流れていますが、みなさんはどのような態度で向き合っているのでしょうか。
「基本的に信じていない」という前提で、「こういう話題に興味・関心がある」が最も多い32.9%。さらに「周りがどう考えているが気になる」が8%、「まったく信じておらず、興味・関心はない」は10.8%となり、懐疑的な立場を示した方の割合が半数をわずかに上回りました。
その一方で、「本当に起こるかもしれないので、知っておきたい」が20.9%あり、「予言の内容によっては、信じるかもしれない」も17.8%。「いつか起こると信じているので、ぜひ知りたい」は10.4%でした。