【捕手】3人
甲斐拓也(巨人
山本祐大(DeNA)
坂倉将吾(広島)

 捕手は経験豊富な甲斐、攻守に成長著しい山本、打撃が良く他のポジションも守れる坂倉の3人。中でも正捕手として期待したいのが山本だ。昨年はシーズン終盤に怪我で離脱しながらベストナインとゴールデングラブ賞を受賞。年齢的にも来年が28歳ということでさらに攻守に磨きがかかることも期待できそうだ。甲斐は前回のWBCだけでなく2019年のプレミア12、2021年の東京五輪でも多く試合に出場しており、守備に関しての安定感はまだまだ健在。坂倉も昨年のプレミア12を経験した。バランスのとれた捕手陣と言えそうだ。

次回のWBCでは正捕手の期待がかかるDeNAの山本祐大

【内野手】7人
岡本和真(巨人)
牧秀悟(DeNA)
村上宗隆ヤクルト
源田壮亮(西武
中野拓夢(阪神
小園海斗(広島)
栗原陵矢(ソフトバンク

 内野はファーストに村上、セカンドに牧、サードに岡本、ショートに源田という前回大会も経験した4人が中心となる。村上、牧、岡本の3人は国際大会でもコンスタントにホームラン、長打を放っており、その安定感は現役でトップクラス。ショートの源田も守備に関してはまだまだ他の追随を許さない印象を受ける。中野と小園は内野であらゆるポジションを守れてスピードがあり、栗原もサードとファーストのバックアップとして置いておくにはもったいないくらいの打撃を誇る。村上が来年メジャー1年目で出場が難しい状況となれば栗原をサードに入れて岡本をファーストに回し、もう1人長打力のある選手として清宮幸太郎(日本ハム)などを招集するというパターンも考えられるだろう。

【外野手】5人
鈴木誠也(カブス)
ラーズ・ヌートバー(カージナルス)
近藤健介(ソフトバンク)
近本光司(阪神)
周東佑京(ソフトバンク)


 外野はレフトに近藤、センターにヌートバーか近本、ライトに鈴木というのが基本的な布陣で、足のスペシャリスト兼ユーティリティという枠で周東を選んだ。前回大会で大活躍した吉田正尚(レッドソックス)ももちろん候補となるが、昨年の打撃の安定感と守備を考えるとやはり近藤の方を優先したいと考えた。

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他に外野手で候補になりそうな2人は…