![](https://aeradot.ismcdn.jp/mwimgs/6/2/840mw/img_626f14b4b499df28ecf778d15aa8d83e215472.jpg)
前回2023年は大谷翔平(ドジャース)の投打にわたる活躍もあって、侍ジャパンが3大会ぶり3度目の優勝を果たしたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。その興奮はまだ記憶に新しいが、次回の第6回大会は早くも来年に迫っている。そこで今回は現時点で考えられるベストメンバーを選んでみたいと思う。
* * *
【投手】15人
ダルビッシュ有(パドレス)
大谷翔平(ドジャース)
山本由伸(ドジャース)
佐々木朗希(ドジャース)
高橋宏斗(中日)
戸郷翔征(巨人)
今永昇太(カブス)
宮城大弥(オリックス)
才木浩人(阪神)
伊藤大海(日本ハム)
平良海馬(西武)
東克樹(DeNA)
隅田知一郎(西武)
大勢(巨人)
栗林良吏(広島)
先発投手はダルビッシュ、大谷、山本、佐々木の4人という想定。侍ジャパンを率いる井端弘和監督もアメリカから積極的に選手を呼びたいとコメントしているが、全員がメジャー球団に所属する選手となった。ダルビッシュは年齢、大谷は故障からの回復具合が不安材料となるが、本来持っている力を発揮できれば失点は計算できるはずだ。そして山本、佐々木はメジャーでの経験を積んでさらにレベルアップすることも期待でき、重要な試合はこの2人に任せる可能性が高くなりそうだ。
第2先発として想定したのが高橋、戸郷、今永、宮城の4人。高橋は昨年の投球を見る限りNPBで最も凄みのある投手に成長した印象を受ける。また戸郷も年々安定感を増しており、ともに落ちるボールが大きな武器となるはずだ。ダルビッシュと大谷の状態が上がらなければ先発も十分に任せられるだろう。今永と宮城はサウスポーの筆頭格。ともにコントロールが安定しており、変化球の質も高い。4人とも前回のWBCを経験しており、今永以外の3人はまだまだ若く成長が見込めるというのも魅力だ。
セットアッパーは才木、伊藤、平良、隅田、東の5人、クローザーは大勢と栗林のどちらかが務めると想定した。セットアッパーの5人は先発としても結果を残しており、いずれも実力者揃い。中継ぎ専任の投手が少ないのは少し気になるが、平良はリリーフでの実績もあり、伊藤も国際大会での経験は豊富だ。隅田と東は制球力の高さとチェンジアップなど落ちるボールが使えるのも強みと言えるだろう。クローザー候補の大勢と栗林の2人も現役ではトップクラスのクローザーであり、国際大会も経験している。総合的に見てもかなり強力な布陣と言えるだろう。