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昨年のオフに様々なことが起こった楽天だが、春季キャンプは良い雰囲気に包まれている。練習中は常に明るいムードが溢れ、選手がノビノビとプレーする様子が印象的だ。連日の非公開練習で細かい部分も高めており、「本気で勝ちに行く」思いも伝わってくる。
【写真】楽天の春季キャンプが明るい? 中心にいるのはやはりこの選手
楽天は別のチームに変身したかのようだ。不可解とも思える監督交代やレジェンド右腕の退団などオフ期間は良い話は少なかったが、キャンプが始まると明るさと勢いが目立つようになった。
「とにかく声を出して元気にやっている印象。中心にいるのは辰己涼介ですが、ふざけるだけでなく叱咤激動の声も出す。投手と野手の垣根を越えて声をかけているので、岸孝之や則本昂大というベテランも乗せられていますね」(スポーツ新聞野球担当デスク)
辰己といえば突然、“二刀流”挑戦をぶちまけるなど、何かと目立ちたがりのイメージがある。昨年も侍ジャパンや、NPBのアワード発表時に物議を醸す行動などもあったが、楽天ではムードメーカーとして欠かせない存在。チームへの献身性も持ち合わせており、良い雰囲気づくりに貢献している。
「良い流れになりつつある。辰己だけでなく、20代の選手が張り切っている。チームにグラウンド外の話題が多く、悲壮感を感じた部分もあるのだろう。伸び代のある選手は多いので、今の前向きな気持ちを持ち続けて欲しい」(楽天OB)
今季からは三木肇監督が5年ぶりに指揮を執ることとなった。キャンプ序盤から連日の非公開練習を行うなど、独自色を発揮している。
「(三木監督は)二軍監督時代から若手の育成には定評がある。育てた選手を積極起用することも予想され、若手のテンションが上がるのは当然。ヤクルト時代に野村克也氏に叩き込まれたID野球も力を発揮するでしょう。見た目と異なり明るい人なので、選手はやりやすいはず」(楽天関係者)
「ここまで早い時期から非公開練習を行うのは見たことがない。野村ID譲りで基本とセオリーを徹底したいのだろう。もしかすると特殊なプレーを準備しているかもしれないので、そういう意味でも楽しみ」(楽天OB )