NHK放送センター=東京都渋谷区
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 日本の歴史で活躍した人物の物語を描いてきたNHK大河ドラマ。今年は浮世絵師をプロデュースするなどした「江戸のメディア王」、蔦屋重三郎を主人公とした「べらぼう」が放送中です。「大河」ではこれまで、さまざまな時代の主人公を取り上げてきましたが、みなさんのイチオシの作品は何でしょうか。AERA dot.編集部のアンケートで最も支持を集めたのは、昨年放送の「光る君へ」でした。戦国時代や幕末を描く作品が多いなか、平安時代を舞台にした物語が高く評価された意味は大きいと言えそうです。

【ランキング】NHK大河ドラマで、最も好きな作品に選ばれたのは?

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「大河ドラマ」についてのアンケートは、1月22日から29日にかけて実施。1744人から回答をいただきました。ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
 


 毎年放送されている大河ドラマを「毎年欠かさず見ている」は20.6%。「ほとんど見ている」の47.1%と合わせると、熱心な視聴者と言えそうな方は7割近くになりました。

 今年放送されている「べらぼう」については、「毎週見ている」という方は67.4%。まだ放送が始まって1か月足らずですが、「見るのをやめた」という11.5%を、大きく上回りました。

 そして、ほぼ半数の方が、大河ドラマを「見始めたら、基本的に最後まで見続ける」と回答(49.3%)。「べらぼう」が今後、大河ファンの心をどれだけとらえ続けられるのか、注目されます。
 

最も支持を集めた「光る君へ」

 毎年放送されている大河ドラマですが、2000年以降の作品のなかで、最も好きなものをひとつだけ選んでもらいました。

 最多の票を獲得したのが、昨年放送の「光る君へ」で16.2%。続いて「鎌倉殿の13人」(2022年放送)の10.0%。3位が「篤姫」(2008年放送)の8.3%と続きました。

 なお、4位が「龍馬伝」(2010年放送)の8.1%、5位が「真田丸」(2016年放送)の7.3%でした。
 

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高評価になった「理由」は?