そんな傾向が顕著に現れたのが、「福袋の中身は見えたほうがいいか」という設問です。

「中身がすべてわかっているものがいい」は43.4%と半数近くを占め、「中身がまったくわからないものがいい」は7.7%にとどまりました。

それでも多少の「運試し」はやってみたいところです。「必ず入っているものと、一部わからないものが入っているのがいい」は29.1%、「種類や点数などがわかっていればいい」も19.8%ありました。
 

ハズレがないのは食品関係

 では、みなさんはどんな福袋を買い求めているのでしょうか。

 複数回答で聞いたところ、48%の「食品・スイーツ」、45.3%の「衣料品」のふたつが突出して多い結果でした。3番目に多かったのが「食事券、旅行券など『体験』」の17.3%、「雑貨品」の15.5%でした。

 予算については、最も多かったのが「5千円~1万円未満」の32.7%。続いて「5千円未満」が22.2%、「1万円~5万円未満」は21.9%と、あまり差はありませんでした。「5万円~10万円未満」は1.1%でした。
 

 アンケートでは、「当たり」「ハズレ」の中身についても聞きました。

 比較的「当たり」のものとして多く挙げられたのが、食品が入った飲食店やスーパーなどの福袋。

 そのほかに、こんな「当たり」を経験された方も。

「昔買った福袋には当たり券が入っていて、DVDプレーヤーが当たりました。特賞は冷蔵庫でしたので今から考えると凄いお得な福袋でした」(60代、女性)

「高島屋の1万円の福袋が当たりでした。今から25年程前に初めて購入した福袋です。婦人ものの腕時計や財布、マフラー、革手袋が入っていました。今もその時の財布を愛用しています。ほぼ毎日使っているのに丈夫で、当時は地味(シック?)なデザインだと思いましたが、歳を経るほど自分に馴染んできています」(50代、女性)

 5万円で買った福袋に、20万円相当の服が入っていた、という50代男性もいらっしゃいました。
 

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