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 新しい年を迎えると、初売りの店先に福袋がずらりと並び、買い物客が早朝から行列をつくったり、我先にとお目当てのお店に走ったりする様子が、年始のニュースになります。では、どれぐらいの方が、どんな福袋を買っているのでしょうか。AERA dot.編集部がアンケートをしたところ、3割弱が「買ったことがない」と回答。買っている方も、新年の運試しというよりも中身が見えているものと選び、安く買えるから購入するという「堅実」な様子がうかがえました。

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 新年の「福袋」に関するアンケートは、12月18日から25日にかけて実施。379人から回答をいただきました。ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
 

 新年で福袋を買う予定、またはすでに予約したという方の合計は44%。一方、買ったことがないという方は28.2%でした。「買うのをやめた」が27.7%でしたので、約7割が「買ったことがある」「買うつもり」ということになります。

 福袋というと、新年の運試しのような楽しさがあります。しかし、購入する理由として「ハズレが多少あっても、新年の運試しだから」を選んだ方は9%にとどまりました。

 買う理由として最も多かったのが「欲しいものが、いつもより安い価格で買えるから」の17.2%。「何が入っているかわからないが、お得に買えるはずだから」の12.1%と続きました。

 堅実な消費行動の様子は、「買わない理由」からもうかがえました。最も多かったのは「ちゃんと選びたいから、買いたいと思わない」の22.4%。「欲しいものが福袋で売っていない」が18.2%でした。

「欲しくないもの、不必要なものも入っているので、いくら安くても無駄。通常価格でも、欲しいもの、必要なものだけを購入したいから」(60代、女性)、「自分にとって不用な物が入っているとゴミになってもったいないから」(50代、男性)といったコメントも寄せられています。
 

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