プレミア12で活躍する楽天・藤平尚真
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 侍ジャパンがプレミア12で粘り強い戦いを見せている。1次リーグは5戦全勝で決勝ラウンドへ首位通過したが、楽な試合ばかりではなかった。韓国戦は先制を許し、逆転した後にも再逆転された。キューバ戦は4点リードから同点に追いつかれた。だが浮足立つことなく、上位から下位まで切れ目のない打線が得点を積み重ねた。救援投手陣が安定しているのも大きかった。少し気が早いが、2026年のWBCでも期待できる選手はだれか、見ていきたい。

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「今大会の日本は、他国と比較してリリーバーのクオリティーの高さがずば抜けています。大勢(巨人)、藤平尚真(楽天)、鈴木昭汰(ロッテ)、鈴木翔天(楽天)、清水達也(中日)と三振奪取能力の高い投手がそろっている。彼らはシーズンでも好成績を残し続ければ、26年のWBCで侍ジャパンのメンバーに入ってくる可能性が十分にあります」(スポーツ紙デスク)

 今大会の救援陣で23年のWBCに出場したのは大勢だけだ。他の投手たちは国際舞台で結果を残したことが、大きな自信につながるだろう。特に活躍が際立つのが藤平だ。今大会は1次リーグで3試合登板、3イニングを投げて8奪三振無失点。キューバ戦は1点リードの9回に登板すると、1死満塁と一打出ればサヨナラ逆転負けのピンチを招いたが、後続を連続三振に仕留め、ガッツポーズとともに雄叫びを上げた。

メジャーリーガーが多く競争が激しい先発陣

 メジャーで活躍する日本人投手には救援陣が少ないが、先発陣はメジャーリーガーが多いだけにWBCに選出されるには難易度が上がる。今大会では、高橋宏斗(中日)、戸郷翔征(巨人)、才木浩人(阪神)、早川隆久(楽天)、井上温大(巨人)が先発で起用されている。だが、メジャーには今永昇太(カブス)、山本由伸(ドジャース)、ダルビッシュ有(パドレス)、菊池雄星(アストロズ)、千賀滉大(メッツ)と侍ジャパンでエースを張れる投手たちがズラリ。日本球界でも佐々木朗希(ロッテ)、宮城大弥(オリックス)が今大会のメンバーから外れており、伊藤大海(日本ハム)も右足関節の捻挫で出場辞退した。

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激戦区の外野手で森下は選ばれるか