安田:そう。ビスケットの値上げと戦闘機を一緒に考えたっていい。そこが政治への第一歩だと思うし、その蓄積が、社会を変える大きな力になりうると思う。この本全編を通して、生活の視点から、当事者として政治を考える大切さが描かれてるな、と感じました。
和田:ありがとうございます。それこそが、私が一番訴えたいことだったので、うれしいです。
安田:和田さんの「50歳代で非正規雇用の女性」っていう属性に限った話じゃない。これは日本に住む全員にかかわる話。若い人から年配の人まで、僕みたいなオッサンまで含めてね。一緒に揺らいだり考えたりしながら、ぜひ読んでほしいと思いますね。
(構成:黒川エダ)