AERA 2024年10月7日号より

 アエラは9月、「女性と健康」をテーマにウェブアンケートを行った。回答を見ると、女性特有の健康課題を抱え、仕事との両立の難しさを感じた経験のある人が少なくなかった。

 都内に住むコンサルティング業の52歳の女性は、「生理前のだるさや体の冷え、眠さなどが日中に襲ってきた。対処法はなく、我慢して仕事を続けるのみ」と回答。パートで働く愛知県の48歳の女性は、「妊娠していなくてもホルモンバランス面の調子が良い日が月の4分の1ほどしかないのがつらい」という。排出される経血量が多くて月経中に休まざるを得ない人や、経血量が多いのに接客が忙しすぎてトイレに行けず、スカートが汚れたという人もいた。

 また、更年期の症状として多くの人が挙げたのは「ほてり、汗をかきやすい、ホットフラッシュ」や「寝つきが悪い、眠りが浅い」。そのほかにも「尿漏れ」や「生理周期の乱れ」「関節の痛み」「手足のしびれ」「イライラ」「気分の落ち込み」など多岐にわたり、「時期によって症状がコロコロ変わる」と答えた人もいた。

 仕事への影響については「同じ職場で働き方を変えた」「担当業務を外れた」のほか、「転職した」「仕事を休んだ」「退職した」という人もいた。

(フリーランス記者・山本奈朱香)

AERA 2024年10月7日号より抜粋

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