坪井安奈さん(右)、齊藤耕太郎さん(撮影/写真映像部・上田泰世)
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 AERAの連載「はたらく夫婦カンケイ」では、ある共働き夫婦の出会いから結婚までの道のり、結婚後の家計や家事分担など、それぞれの視点から見た夫婦の関係を紹介します。AERA 2024年10月28日号では、伝える複業家として編集者・タレント・企業広報を行う坪井安奈さんと音楽プロデューサー・作曲家などアーティストとして活動する齊藤耕太郎さん夫婦について取り上げました。

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妻32歳、夫34歳で結婚。3歳のポメラニアンと暮らす。

【出会いは?】音楽関連のイベントに夫が登壇、妻がMC。打ち上げで意気投合し、すぐ仲良くなった。

【結婚までの道のりは?】妻が風邪をひいた際、夫が作ってくれた角煮とおひたしに胃袋を掴まれる。交際から約半年で同棲、そこから半年で結婚。

【家事や家計の分担は?】嫌いじゃないほうの家事をそれぞれが担当。夫が料理・ゴミ捨て、妻が洗濯・整理整頓。家計は基本すべて折半。

妻 坪井安奈[35]伝える複業家/編集者・タレント・企業広報

つぼい・あんな◆1988年、滋賀県生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業。小学館に入社。複業を志して退社し、IT系企業勤務兼タレント活動。現在は独立し、企業・経営者取材やラジオ番組パーソナリティー、企業の広報等を行う

 お互い結婚にはネガティブなイメージが強くて、初めて会った日はその話題で盛り上がりました。だからまさかその2人が結婚するとは誰も思わない(笑)。一緒にいた方が互いにプラスになるんじゃないかと思えたことが一番の決め手だったと思います。

 よく「夫に全ての役割を求めてはいけない」というけれど、彼は恋人、親友、ビジネスパートナーを兼任してくれている。いつもこーちゃんが絶対的な味方でいてくれるから、私は人に嫌われないための行動が圧倒的に減ったし、私も「この人の一番のファンは絶対私」と思っています。

 私は周囲やクライアントを優先して自分のことを後まわしにしがち。でも彼はどんな時も自分の作品づくりも止めず、クライアントワークの締め切りも厳守する。そういう意志の強さや継続力、実現力をお世辞抜きで尊敬しています。似ているけど、私が持っていないものを持っているこーちゃん。いつもふわふわの安心感とワクワクのスパイスをくれて、ありがとう。

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精神的支柱になってくれてありがとう