主に外猫を撮影し、猫の自然な姿をとらえた写真が人気の猫写真家・沖昌之さん。「今週の猫しゃあしゃあ」では、そんな沖さんが出会った猫たちを紹介します。今回は「風景に溶け込むことで相手を油断させましょう。」をお届けします。
【写真】森の音楽家な子ねこ「おかーさん、ぼく、ハープなんか習ってみたいんだけど」
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この茶トラさんがいる地域の猫たちは、お世話している方には甘えた声で鳴いて近づくのに、それ以外の人には塩対応。近づくだけで逃げられます。この写真は、晩御飯をもらったあと、毛と同じオレンジ色のシートの上でまったり、うとうとしているところを狙いました。後ろの木が入るバランスを考えながら、位置を調整して撮影していたのですが、うざかったのかな。イカ耳になっていますね。
※AERA 2024年9月30日号