俊足を飛ばし、駆けるグラウンドを駆ける 撮影/松永卓也=写真映像部

効果的な使用法について淵江さんは、「運動をやっている方は、運動前に塗って、こまめに塗り直すのが良いと思います」と言う。

 日焼け止めを含む男性化粧品の市場も年々拡大しており、インテージの調査によると、「男性の化粧品購入」の市場規模は、17年~22年の5年間で、408億円から513億円と1.25倍に伸びている。

 世代・トレンド評論家の牛窪恵さんは「市場はこの10年、ほぼずっと右肩上がりで伸びています」と話す。

「私が草食系男子の取材をしていた08年頃から、進んだ男子は肌が日に焼けないようにとケアをしていましたが、近年、裾野が広がってきているのを実感します」

打席で振り向く姿も爽やかだ 撮影/加藤夏子

 男性に日焼け止めが浸透してきた背景として、牛窪さんは「母親の影響がかなり大きい」と話す。確かに丸田選手もインタビューで母親の勧めで日焼け止めを塗るようになったと語っていた。

「いまの母親世代が、韓流ブームやジャニーズなどの影響で、いわゆる『きれいな男子』を日常的に目にしています。ですから、息子にもそうあってほしいと思い、スキンケアを勧めるケースが多いのです」

 また、「女子の側の意識の変化も見逃せない」と牛窪さんは話す。

暮らしとモノ班 for promotion
重いお米は通販で!おいしいお米選びの参考にするなら、Amazonの米・雑穀の売れ筋ランキング
次のページ
スキンケア男子への好意的な視線