金メダルの選手に高額の報奨金を用意している国は?※画像はイメージ(写真/gettyimages)
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 パリ五輪の競技がスタートした。サッカーやバスケットボールなど世界的な人気スポーツに出場する選手に関してはプロリーグでプレーしている場合も多く、年に数十億円を稼ぐというプレイヤーも少なくない。バスケットボールNBAのスター選手であり、今回米国代表としてプレーするレブロン・ジェームズ(レイカーズ)の2024年の収入はアスリート全体でも4位の1億2820万ドル(約197億円)という途方もない金額だ。(米経済誌『Forbes』調べ)。

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 だが、五輪はアマチュアの選手が多く、マイナーな競技で収入の面で苦しんでいるケースも少なくないだろう。そんな中で五輪は大きな収入を得るチャンスでもある。(以下、報奨金の金額は個人種目のもの)

 メダルの報奨金という意味では、パリ五輪から世界陸連が新たな試みをスタートさせた。今回から陸上競技で金メダルを獲った選手には5万ドル(約770万円)を与えるという。全48種目が対象となっており、日本勢も女子やり投げの北口榛花や男子20キロ競歩の池田向希など金メダル候補がおり、新設された報奨金を手にできるか注目だ。なお、次回大会からは金メダルだけではなく、銀メダル、銅メダルを獲得した選手についても報奨金が送られるようだ。

 一方で日本陸連はリオと東京で金2000万円、銀1000万円、銅800万円という報奨金を準備していたが、パリ五輪では金300万円、銀200万円、銅100万円と大幅減となっている。

 陸上以外では日本ゴルフ協会が“高額な報奨金”を準備。金が2000万円、銀が1000万円、銅は600万円となっている。前回の東京五輪と同額でその時は女子の稲見萌寧が銀メダルを獲得している。パリでも男子は松山英樹、中島啓太、女子は笹生優花、山下美夢有と全員がメダルを狙える位置におり、トッププレイヤーであれば元々“稼ぎの良いスポーツ”のゴルフではあるが、誰がお金を手にできるかも気になるところだ。

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国の政府やオリンピック委員会が用意している報奨金は?