今季が3年契約の3年目となる中日・立浪和義監督
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 中日・立浪和義監督の去就に関して早くも議論が起こっている。今季が2021年のオフに結んだ3年契約の最終年となるが、果たして4年目以降も“ミスタードラゴンズ”がチームを指揮する可能性はあるのだろうか。

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 今季のセ・リーグはここまで混戦となっており、全球団に上位進出のチャンスがある状況だ。しかし5位の中日は4位の阪神から5ゲーム差と少し差があり、最下位のヤクルトとともに厳しい状況になりつつあるのは間違いない(7月15日終了時点)。

「セ・リーグは4強2弱という見方もできるでしょう。中日とヤクルトは今からギアを入れ替えないとAクラス入りがさらに遠のいてしまう雰囲気がある」(スポーツ新聞野球担当デスク)

 立浪監督3年目の今季は開幕から粘り強く戦い、4月には引き分けを挟んで6連勝を記録するなど単独首位にも立った時もあった。だが、その後は苦しい戦いが続きズルズルと下位に。何とか反撃を期待したいところだが、苦しい“台所事情”もある。

「故障者が出始め歯車が狂い出してしまった。特に二遊間が計算通りにいかなかったのが痛いところ」(在京球団編成担当者)

 今季はロドリゲスが遊撃手、田中幹也が二塁手の開幕スタメンとなっていたが、プロ2年目の村松開人が攻守でアピールし、遊撃手の定位置を確保。田中との二遊間コンビは評価が高かったが、6月に村松が故障で長期離脱となり、現在は二軍でリハビリとなっている。

「村松の怪我は痛かった。田中とのコンビでかつてのアライバ(荒木雅博、井端弘和)のような名二遊間が生まれる予感がしていたが……。ロドリゲスの身体能力は高いが荒削りでまだまだ時間がかかる選手でしょう」(中日OB)

 シーズン当初は「今年は違うって言っているじゃないですか」と立浪監督が自信を口にしていた時期もあった。チームの攻守の軸でもある二遊間が固まるなど、目指す野球ができるメドが立っていたのかもしれない。だが、怪我での離脱者が出てプランの修正を余儀なくされた形だ。

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低迷は立浪監督が原因じゃない?