その他、野手では通算420本塁打の“飛ばし屋”ジャンカルロ・スタントン外野手(ヤンキース/1989年生まれ)、今年は出場こそないものの7度リーグトップの出塁率をマークし、通算356本塁打のジョーイ・ボット一塁手(ブルージェイズ/1983年生まれ)、投手では歴代4位の440セーブのクレイグ・キンブレル(オリオールズ/1988年生まれ)、同20位タイの324セーブのアロルディス・チャップマン(パイレーツ/1988年生まれ)などにチャンスがあるか。

 なお、殿堂入り投票の対象となるにはメジャーで10年以上のプレーがなければいけないが、今季7年目の大谷翔平ドジャース)の殿堂入りについて早くも多くのメディアが注目している。

 今季は新天地のドジャースでナ・リーグ独走の28本塁打を放つなど、三冠王を狙える成績を残しているが、二刀流としての活躍でそのインパクトは絶大。通算のWAR(39.8)は現役選手では全体25位で、年齢も今年で30歳と円熟期を迎えていることから今後も伸びていきそうだ。

 現地のファンの間でも「どの現役選手が殿堂入りするか」という議論が活発に行われているが、大谷については「このままの状態を資格を得るまで続ければ間違いなし」という見方が多い。二刀流という現代野球では不可能とされたことをやってのけただけに、ここから相当な成績の落ち込みさえなければ、クーパーズタウン行きは確実と言えそうだ。

(文中の成績は現地7月11日終了時点、WARのデータはMLBの記録専門サイト「Baseball Reference」を参照)

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