現在の年齢は32歳であり、これからさらに成績の上積みはあるだろうが、現時点で引退しても殿堂入りは間違いないと思われるような数字がずらりと並ぶ。

 トラウト以外では投手が多い印象。いずれもサイ・ヤング賞3度のジャスティン・バーランダー(アストロズ/1983年生まれ)、マックス・シャーザー(レンジャーズ/1984年生まれ)、クレイトン・カーショー(ドジャース/1988年生まれ)の3人が殿堂入りが間違いなしと見られている。

 3人ともすでに晩年でここから成績の伸びはあまり期待できないが、継投で勝つ野球が確立された時代でも通算200勝以上をマークしているのはお見事だ(バーランダーは歴代41位タイの260勝、シャーザーは同90位タイの215勝、カーショーは同101位タイの210勝)。

 今年の1月に米メディア『CBS Sports』が掲載した「殿堂入り確定に最も近い現役選手トップ10」という記事の中では、トラウトを含めた彼ら3人もすでに“確定”とされリストから除外されているほどだ。

 そのまだ“確定”させていないランキングではムーキー・ベッツ遊撃手(ドジャース/1992年生まれ)がトップで、それに続きポール・ゴールドシュミット一塁手(カージナルス/1987年生まれ)、フレディ・フリーマン一塁手(ドジャース/1989年生まれ)、ノーラン・アレナド三塁手(カージナルス/1991年生まれ)、ブライス・ハーパー外野手(フィリーズ/1992年生まれ)、マニー・マチャド三塁手(パドレス/1992年生まれ)、ゲリット・コール投手(ヤンキース/1990年生まれ)、ホセ・アルチューベ二塁手(アストロズ/1990年生まれ)、アーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース/1992年生まれ)、ケンリー・ジャンセン投手(ブレーブス/1987年生まれ)と長きにわたってリーグを代表してきた選手が並ぶ。

 ほとんどの選手が1990年前後の生まれであり、年齢は30代前半。これから円熟期を迎える中でどういった成績を残すかで殿堂入りできるかどうかが左右されそうだ。そういった意味でも、彼らと同世代で、すでに殿堂入り間違いなしのトラウトの凄さがここでもより一層際立つ。

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