国山ハセンさん(撮影/朝日新聞出版 写真映像部・東川哲也)
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 元TBSアナウンサーで、現在はビジネス映像メディア「PIVOT」の番組プロデューサー兼MCとして活躍する国山ハセンさん。この1年で急速に「アタマがよくなった」と話すハセンさんが初の著書『アタマがよくなる「対話力」 相手がつい教えたくなる聞き方・話し方』で明かした最高の学びとは? 本書から、一部抜粋・再編集して紹介する。

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対話はアタマをよくする最高の学び

 前職のTBSアナウンサーとしての経験もあり、普段は映像や音声での対話を公開する形で発信することが多いのですが、話し相手からより多くの学びを引き出す「対話」の力についてあらためて考えてみたときに、私にとって「対話力」はまさにキャリアと人生を切り拓くコアスキルであると気づかされました。

 さらに最近気づいたのですが、この1年ほどで急速に「アタマがよくなっている」ように思えるのです。ここでいう「アタマがいい」とは、計算力や記憶力といった学力を意味するのではなく、「さまざまな知恵を集めて組み合わせ、応用して人生に活かす力」という意味で表現しています。

 ではなぜアタマがよくなったか?

 その理由をふり返ると、圧倒的な「対話の量と質」の変化でした。

 転職というきっかけによって、これまでと比べて格段に多くの人と会い、初対面の方から深い話を引き出す役割を担う機会が増えたことで、自分の対話力が鍛えられたのだ、と。

 つまり、対話はアタマをよくする最高の学びだ!

 そんな発見に至ったわけです。

どんなに忙しくても確保する自分の言葉を耕す「ひとり時間」

 しかしながら、対話によって信頼関係を深めて、人生を好転させたいのならば、相手の本音を引き出すだけでは足りません。

 自分の思いも相手に伝えることで、初めて「本音の交換」が成立します。

 つまり、自分の言葉で自分の想いを伝えるための準備をすることが非常に重要になります。

 そのために私が続けている大事な習慣が、「自分の言葉を耕すひとり時間」です。

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”自分の言葉を耕す”とは?