伊勢神宮を参拝する天皇、皇后両陛下の長女愛子さまは気品にあふれた微笑みを絶やさず=2024年3月26日、三重県伊勢市、代表撮影
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 天皇、皇后両陛下の長女・愛子さまは、3月26日に伊勢神宮(三重県伊勢市)を参拝し、27日神武天皇陵(奈良県橿原市)を参拝したあと、近鉄特急と新幹線を乗り継ぎ帰京された。おひとりでの参拝や地方訪問は初めてだった。印象的だったのは愛子さまの笑顔だ。マナーのプロとともに、愛子さまの気配りの笑顔を振り返る。

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 26日の名古屋駅は、大混雑だった。伊勢神宮に向かうため、東海道新幹線から近鉄特急「賢島行き」に乗り換える愛子さまをひと目みたいという人たちが訪れた。

 愛子さまが乗り換える5番線ホームの反対側は多くの人が集まり、黄色い点字ブロックからはみ出そうなくらいだ。

「敬宮さま!」「愛子さま!」と声がかかると、愛子さまは声のする方に目を向けて微笑んで手を振られ、近鉄特急に乗り込まれた。今回の訪問先で、愛子さまは終始笑顔だった。

愛子さまの笑顔の持つ力

 愛子さまの笑顔に、大手企業のマナーコンサルティングやNHK大河ドラマ、映画などのマナー指導も務めるマナーコンサルタントの西出ひろ子氏は、「素晴らしい」と絶賛する。

「2月9日のケニアのルト大統領夫妻を招いての昼食会(午餐)デビューのときもそうでしたが、今回もとても自然で私たちを幸せな気持ちにさせてくださるお姿でいらっしゃいました。

愛子さまの堂々とした午餐デビュー姿=2024年2月9日 代表撮影

 お一人での地方訪問は初めてということでいらっしゃいましたが、それにも関わらず全てが自然で、慣れていらっしゃるという印象すら感じてしまうほどでした。

 何より素晴らしいのは、始終笑顔でいらっしゃることです。特にお迎えの方たちと対面したときの笑顔は素晴らしかったですね。どこに行かれても歓声が湧き、それに対して、会釈を繰り返し、手を振りながら笑顔を絶やさずに私たちに配慮くださるお姿は、素晴らしいとしか言いようがありません」

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愛子さまの「本物の笑顔」