今年のルーキーでは今月27歳となった森田駿哉(Honda鈴鹿→巨人2位)が上位指名で入団しており、即戦力としての期待も高かったが肘を痛めて復帰の時期は不透明となっている。ただ、28歳の年にドラフト指名を受けた阿部翔太(日本生命→2020年オリックスドラフト6位)も一軍の戦力となったのは2年目からであり、まだまだ活躍の余地はあるはずだ。今後もこれまでに名前を挙げた選手のように、遅咲きの選手が出てくることを期待したい。(文・西尾典文)

西尾典文/1979年生まれ。愛知県出身。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。主に高校野球、大学野球、社会人野球を中心に年間400試合以上を現場で取材し、執筆活動を行っている。ドラフト情報を研究する団体「プロアマ野球研究所(PABBlab)」主任研究員。

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