野球人として純粋に監督就任への強い要請があれば可能性はゼロではなさそうだ。
「周囲が必要とするなら動く男。例えば、今回の巨人臨時コーチを受けたのは地元・石川県を中心に起きた能登半島地震への思いもある。自身が表に出ることで震災を風化させないようにしたいのもあるだろう」(元巨人担当記者)
代表を務めるNPO法人「松井55ベースボールファウンデーション」は1月30日に義援金1万ドル(約150万円)を寄付したと発表。個人的にも自身の出身地である石川県能美市に1000万円の義援金を寄付している。宮崎入り直後の会見でも震災のことに触れるなど、常に他者への配慮を忘れていない。
「阿部監督がどうではなく、松井監督を見たいという思いを多くの人が持っている」(巨人関係者)
こういった声があるのは松井氏自身も理解している。2003年に渡米してから20年以上経ったが、いまだに「巨人のゴジラ」のイメージは無くならない。
また巨人は2年連続Bクラスで何かしらの改革が必要なのも事実。まずは阿部監督のもと、新生・巨人が何を見せてくれるのかが重要だ。しかし結果次第では「松井監督待望論」が再び熱く燃え上がる可能性はありそうだ。
「ジャイアンツ、アメリカでの経験を伝えてみなさんが良いシーズンを送れるよう背中を押せるようにしたいと思います」と選手、関係者を前に宣言した。その先には監督就任があると思っても良いのだろうか?
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