では、いくら貯めたらいいのか?5年で1000万円、という目標を掲げる方は、月々の積立額は、最低でも5万円からにしましょう。1年で60万円貯まる計算です。もちろん、「もっとできます!」という人は、月々7万円でも10万円でも、ご自由にどうぞ。

 さらに理想をいえば、毎月5万円ずつ貯金して10カ月で50万円、夏と冬のボーナス月は25万円ずつ貯金する。これは、富女子会の貯金成功パターンでもあります。だいたいみんなこれで、うまくいっているのです。

 私は若い頃から、「どうすれば、一般サラリーマン家庭に生まれた自分でもお金持ちになれるのか」を考えに考え、実践してきました。

 そして、今多くの女子のお金の相談にのっているわけなのですが、お金が貯まる仕組みができると芽生えるのが、「あー、早く5年後、10年後にならないかなー!」という“わくわく感”です。

 たとえば今、貯金額が0円の人でも、月3万円の積立をすれば、5年後には180万円が貯まっている。

 しつこいようですが、積立預金などの「意志の力に頼らず、お金が貯まっていく貯金の仕組み」は、未来への実際の備えだけでなく、「心の安定剤」としても本当におすすめです。

 貯金を考えるときのベースは「将来が豊かになる」ことです。今、あなたのやっている貯金で、将来がよくなる。だから、「今、ちょっと頑張りましょうよ」と考えることが大切です。

「忍耐」は「未来のために前向きに耐え忍ぶこと」です。イヤなものをしぶしぶ受け入れるガマンとは違います。

 今頑張って5万円貯金するっていうのは、まさに未来のための忍耐ですよ。貯金は、最初は、この「忍耐」が必要です。仕事ってガマンしてるでしょ?先の希望がなくても、ただ、ガマンして働いている。それは、耐えられないんですよ。

 毎月、5万円貯めるのは忍耐です。「将来、豊かになるための忍耐だな」と思うと、耐えられるし、慣れてきます。すると、人生、早い時期にガマンしなくていい段階までいけるはずです。