隠「整合性なんて屁でもねえんだよ。理屈なんて二の次だよ!」

八「いや、ヤケクソにならなくても」

隠「じゃあ、これでいいよ! ……バレンタインデーは秋元康が考えたんだよ! 国生さゆりの『バレンタイン・キッス』のリリースに合わせて『バレンタインデーという日を作りませんか?』って時の総理大臣・中曽根康弘に持ちかけて、中曽根内閣が閣議決定で制定したんだ。だから昭和61(1986)年が最初のバレンタインデーなんだよ! それでバレンタイン・キッスはバカ売れだ。じゃあってんで、ジョニー・バレンタインに因んでチョコも贈るようになった。ちなみに東京プロレスの猪木VSバレンタインは、終盤に場外で猪木がジョニー・バレンタインにパイルドライバーを決めた。そのとき猪木は小声で『わーたし、ちょっとさいごの手段で決めちゃう!』と呟いたそうだ」

八「……猪木VSバレンタインは昭和41年で、国生さゆりの『バレンタイン・キッス』は昭和61年ですよね。20年、ズレてますね」

隠「あのな、国生さゆりは昭和41年 12月22日生まれ。東京プロレス旗揚げは昭和41年 10月12日。旗揚げのすぐ後に国生さゆりはこの世に生を受けている。偶然にしては近すぎると思わないか?」

八「でも、同じ日じゃないですよね」

隠「パイルドライバーを決めた猪木はそのままカウント18でリングイン。辛くもジョニー・バレンタインにリングアウト勝ちを収めた。そのカウントの分だけ、国生さゆりはこの世にリンクインするのが遅れたんだろうな!」

八「……ということは、国生さゆりはジョニー・バレンタインの生まれ変わりなんですか?」

隠「何言ってんだ? そんなわけないだろが! 国生さゆりが生まれたとき、ジョニー・バレンタインは存命だもの」

八「なんだか、俺、よくわからなくなってきました」

隠「わかんねえのか、この朴念仁!」

八「だからその『ぼくねんじん』ってなんなんですか!?」

隠「だから質問は一日ひとつだ! 明日聞きに来い!」

八「明日はなんでホワイトデーはキャンディを贈るのか聞こうと思ってたんですよ!」

隠「あー、それはな、昔、巨人にいたロイ・ホワイトがな……」

八「あー! もういいです! 長くなりそうだから明日また来ます!」

ということで、みなさん、ハッピーバレンタイン。ちなみにジョニー・バレンタインの「最後の手段」は毒針こと、エルボードロップ。言うまでもなくドロップは飴玉のドロップではない。飴玉はホワイトデー。

ところで、なぜホワイトデーはキャンディかマシュマロなんだ。

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