■11位:中日/総額30万ドル(約4000万円)

移籍選手:大塚晶文(2003年)

 中日ソフトバンクと同じく「ポスティングは認めない」という方針だという。だが、近鉄時代にポスティングを利用してメジャー移籍を目指したものの、成立せずに自由契約から中日入りした大塚のみ入札でのメジャー移籍を許されている。日本最後のシーズンは51試合の登板で防御率2.09と安定した投球を見せた大塚だが、当時はメジャーからの評価は低く入札額にも反映されなかった。


■10位:巨人/総額127万ドル(約1億9000万円)

移籍選手:山口俊(2019年)

 DeNAから2016年のオフにFAで加入した山口が唯一ポスティングで移籍。巨人最終年に最多勝(15勝)、最高勝率(.789)、最多奪三振(188個)を獲得したが、33歳となる年齢での挑戦だったため、契約も大型とはならず、譲渡金も上がらなかった。なお、巨人の生え抜きでは唯一、菅野智之が2020年のオフにポスティングでのメジャー移籍を目指したが不成立に終わっている。


■9位:ロッテ/総額532万9000ドル(約7億9000万円)

移籍選手:西岡剛(2010年)

 ロッテは今オフ、佐々木朗希のポスティング問題で世間を騒がせたが、これまで入札制度で移籍を果たしたのは西岡のみ。2006年のWBCで国際舞台での強さを見せ、首位打者(.346)を獲得したオフの移籍だったが、過去の日本人野手の苦戦もありそこまで金額は伸びなかった印象だ。


■8位:DeNA/総額1222万5000ドル(約18億2000万円)

移籍選手:筒香嘉智(2019年)、今永昇太(2023年)

 長らくチームからポスティングでの移籍はなかったが筒香、今永と投打の軸が入札制度を利用してメジャー移籍を果たしている。今オフ移籍の今永が4年総額5300万ドル(78億7000万円)の契約を結び、982万5000ドル(約14億6000万円)の譲渡金を生み出した。

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