■3位:西武/総額6263万6111ドル11セント(約93億1000万円)


移籍選手:森慎二(2005年)、松坂大輔(2006年)、牧田和久(2017年)、菊池雄星(2018年)

“平成の怪物”松坂が歴代で2番目に高い譲渡金5111万1111ドル11セント(約75億9000万円)でレッドソックス入り。前年の2005年オフにもポスティングでの移籍を望んだが、これを球団が認めず。だが、翌年はWBCでMVPに輝くなど世界的な舞台で活躍し、シーズンに戻ってもいずれも自己ベストとなる17勝、防御率2.13をマーク。年齢も27歳となるシーズンであり、最高のタイミングでの入札となった。なお、“松坂マネー”と呼ばれた譲渡金は球場の改修に使われたことでも話題となった。菊池もマリナーズと契約し、1027万5000ドル(約15億3000万円)の譲渡金を球団は手にしている。


■2位:日本ハム/総額7294万9661ドル(約108億8000万円)

移籍選手:ダルビッシュ有(2011年)、大谷翔平(2017年)、有原航平(2020年)、上沢直之(2023年)

 ダルビッシュがこれまで歴代最大の5170万3411ドル(約76億8000万円)の譲渡金をチームにもたらした。大谷も制限なしの時代であれば、この額を更新していた可能性は高いが、ポスティングのタイミングでは上限のある時代で2000万ドル(約29億7000万円)にとどまった。ダルビッシュが歴代最高額の一方、今オフ移籍の上沢はマイナー契約で球団に入る譲渡金は現状6250ドル(約90万円)と過去最低の額。メジャー昇格時には給料とともに譲渡金も上がるが、ここでは現状の額で計算した。


■1位:オリックス/総額7912万5000ドル(約117億6000万円)

移籍選手:イチロー(2000年)、吉田正尚(2022年)、山本由伸(2023年)

 野手としては日本人で初めてメジャーに挑戦したイチローだったが、当時としては破格の1312万5000ドル(約19億5000万円)で入札された。その後はポスティングでの移籍が20年以上なかったが、吉田が5年総額9000万ドル(約133億8000万円)で1537万5000ドル(約22億9000万円)、今オフ移籍の山本が先述の通り、約75億2000万円の譲渡金をもたらし、一気に総額でトップに立った。

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