最近では選手の身なりについては自由度も増し、それについては賛否両論が存在する。今回の中田の金髪についても「野球選手としてはふさわしくない」という意見もあり、立浪監督の言う「節度ある範囲」であるかは議論の余地はあるが、一貫性がないという批判は当たらないのかもしれない。

 今季からソフトバンクを指揮する小久保裕紀監督はパーソル パ・リーグTVの公式YouTube「パ・リーグ FANS MEETUP 2024『監督編』」に出演した際に、二軍監督時代のことを語っていたが、その時に大事にしていたのは“一貫性”だったと明かしている。

 小久保監督の言うように確かに“一貫性”重要だが、時に選手を縛りすぎて逆効果になるという声もある。立浪監督も過去の2シーズンで選手との接し方などで変わった部分も当然あり、身なりのルールの緩和もその一つかもしれない。指揮官には時や場合によってルールなどに対して、“軟化”するのも必要とされるはずだ。

「小久保監督は昨年二軍監督としてファーム日本一になったことで期待が大きい。しかし侍ジャパン監督時代はプレミア12、WBCではともに勝てなかった。仮に一軍監督として結果が出せなければ、(厳しい選手への態度などで)立浪監督同様にバッシングにさらされる可能性は大きい」(ソフトバンク担当記者)

 何かと言動が注目されている立浪監督だが、就任以降2年連続でチームは最下位となり今季こそ結果が求められる。上位に進出するためには選手たちからの求心力は必要不可欠。立浪監督が若手の多いチームで、選手たちにどんなルールや課題を課すかは今年も気になるところではある。

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