「バーレーンは身長194cmの長身FW・ユスフをめがけてロングボールをどんどん放り込んでくる。単純な戦術に見えますが、ガチガチに守られ、中盤を省略して前線のパワープレーで勝負してくるスタイルは日本が一番苦手な戦い方です。イラク戦もFWフサインが前線でターゲットになり2得点を奪われました。富安健洋(アーセナル)、板倉滉(ボルシアMG)の両センターバックがポイントになります。セットプレーは要注意ですね。試合終盤の1点が欲しい展開になった時にどのようなカードを切るか。ベンチワークも問われます。攻守で課題が多いグループリーグのような戦いぶりだと勝ち上がれない」(欧州在住の通信員)
バーレーンに勝つと、イランとシリアの勝者と準々決勝で激突。準決勝以降も難敵が立ちはだかる。前回の19年アジア杯では決勝でカタールに1-3で敗れて準優勝に終わった。5度目の頂点へ。グループリーグを勝ち抜き、1発勝負のトーナメントで本当の戦いが始まる。
(今川秀悟)