インドネシア戦で2点を挙げた上田。写真=MB Mediaアフロ

 「左サイドは三笘が左足首の負傷で起用できず、中村も右すね付近を裂傷するケガを負っていた事情を考慮しなければいけないが、なぜ南野を起用したのか。W杯最終予選で起用されたが、あのポジションでは機能していなかった。久保を真ん中に置くと、プレーエリアが重なってしまうのは明白です。イラク戦に限らず、途中交代で試合の流れを引き寄せられないことも気になります。ビハインドの展開で猛攻を仕掛けなければいけないのに、攻撃のレパートリーが少ないのでゴールが遠い。解消されていなかった課題がこの大会で浮き彫りになった感があります」(スポーツ紙デスク)

幻に終わった日韓戦

 アジア杯を勝ち抜くのは簡単ではない。アジア全体のレベルが上がり、各国の力が拮抗している。MFソン・フンミン(トッテナム)、イ・ガンイン(パリ・サンジェルマン)、DFキム・ミンジェ(バイエルン)らヨーロッパの名門クラブの主力メンバーを擁する韓国はグループリーグ3戦目で、格下のマレーシア戦に試合終了直前に同点に追いつかれて3-3の引き分けに。勝てば決勝トーナメント1回戦で日本代表と対戦予定だったが、幻に終わった。

 日本代表が対戦するバーレーンとの過去の戦績は8勝2敗。大きく勝ち越しているが、決して組みやすい相手ではない。2008年3月にW杯アジア3次予選で対戦した際は、後半32分に決勝点を奪われて0-1で敗れている。今回の開催地のカタールはバーレーンの応援一色になるだろう。

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日本が一番苦手な戦い方