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4年連続Bクラスから2位に躍進した広島は、常勝軍団の構築へまだ少し時間を要する。16~18年に球団史上初のリーグ3連覇を飾った主力選手たちの高齢化が進み、若返りがテーマとなっている。オリックスにFA移籍した西川龍馬に代わる後釜を育てるために我慢が必要だ。絶対的エースと4番打者を育て上げることで、チームは進化のフェーズに入ってくる。
広島のテレビ関係者は「新井貴浩監督は選手の人望が厚く、戦略眼に長けた藤井彰人ヘッドコーチとのコンビで間違いなく良い方向に進んでいる。ただ、まだ優勝を狙える戦力ではない。2、3年後が勝負でしょう」と期待を込める。
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DeNAはエース・今永昇太がカブスにポスティングシステムで移籍した。慰留に全力を注ぐトレバー・バウアーも他球団に流出する事態になれば大幅な戦力ダウンは避けられない。1998年以来26年ぶりのリーグ優勝に向け、バウアーの残留が一番の関心事だろう。打撃はドラフト1位の度会隆輝がリードオフマンで機能すれば、佐野恵太をクリーンアップに回して破壊力のある打線を構築できる。ただ、DeNAは毎年のように優勝候補に挙げられながら覇権を奪回できていない。
スポーツ紙記者は「攻守でまだまだスキが多い。以前よりは改善していますが、攻撃で先の塁に走者を進める意識が低かったり、守備でもスキを見せて試合の流れを手放したりする場面が目立つ。プロ野球は個々の能力が高い選手をそろえれば勝てるという世界ではない。データを重視していますが、うまく活用できていないことも気になります」と指摘する。
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