だけど、ryuchellがいなくなってしまったので、私が頑張らせていただかないといけないので、最近は少しずつお仕事をやらせてもらっています。
――どういうお仕事が多いですか。
peco 昨年の夏から新しいブランドが始まったので、そのお仕事と、あとは今の私の心境をお話させていただくことも多いです。あと、「多様性」についてお話させていただく機会もいただいています。
――育児もされてお仕事もされてということで、かなりバタバタじゃないですか。
peco 私はダラダラ時間がないとやっていられないので、絶対にダラダラする時間を設けないと「ムリ~」と思ってしまいます。だから、その時間をつくるぶん、本当に時間がなくなったりするんですよ(笑)。ダラダラしなければ全然時間があるんだけど。
でも、私なんかまだまだ全然忙しくない人だって思っています。毎朝8時くらいに保育園に子どもを送って、夕方に保育園に迎えにいって、そこから帰ってご飯をつくって、というママさんがいっぱいいらっしゃるじゃないですか。そんなママのことを思ったら、「私は何も大変じゃないよな」って思いますね。全然まだまだだと思います。
――読者からすると、pecoさん無理しているんじゃないか、というような声もあります。
peco 周りにメチャクチャ甘えて、助けられています。それこそryuchellのことがあってすごく身に染みたのは、手を差し伸べてくれる人には全力で甘えていいんだと思いました。
甘えるのが申し訳なくて「いい、大丈夫だよ」って断る人は多いと思いますし、私もそういうところがあったんですが、逆に私が「助けるよ」と手を差し伸べたときに「いい、大丈夫」と言われるよりも、甘えてもたれかかってもらったほうが嬉しいなって思えるようになって。そこから素直に、素直に、甘えようと思いました。
――どういう人が手を差し伸べてくれるんですか。
peco マネージャーさんたちもそうだし、お母さんもそうだし、息子の仲良しのお友だちの親たちもそうだし、学校の先生もそう。ryuchellのことがあったときに、数えきれないほどの連絡を色んな方からいただいたんですが、その中に本当にすごい現実的な手助けを差し伸べてくれた方がたくさんいました。