pecoさん(左)と編集部の大谷記者(右奥)、吉崎記者

――ryuchellさんが亡くなったとき、お母さんや家族がサポートしてくれたのでしょうか。

peco 周りの方たちもそうだし、家族もみんなすごく支えてくれましたが、特にお母さんは1か月くらいずっと一緒にいてくれました。

 私がほかに何も心配事がないように、やらないといけないこととか、大変なこととか、色んなことをやってくれました。とにかく私が息子のことだけを考えて、息子のことを支えることだけに集中できるように、全部周りのことはやってくれました。

 マネージャーさんたちもたくさん助けてくれて、あれもやらなきゃこれもやらなきゃというよりも、私は息子と密に過ごせることができました。本当に周りの方に感謝しています。

――ryuchellさんが亡くなったときと今とで、息子さんの様子に変化はありましたでしょうか。

peco 日中はぜんぜん元気で、すごく明るく頑張ってくれています。でも、眠るときにシクシク泣いて、自分の思いを言葉にしてくれています。子どもは眠る直前が一番本音が出ると聞いたことがあります。

 そうやって自分の気持ちを表してくれることがどれだけありがたいことかと思います。溜め込まずに、ちゃんと言葉で伝えてくれることに感謝しています。そのときは全力で私も一緒に受け止めています。

 ryuchellが亡くなって一カ月くらいは毎日そういうことが続きました。そのあと息子の夏休みが明けて、新学期になって自分の生活も慌ただしくなったのもあって、グンと落ち着きました。

 でも、毎日ではなくても、今でもちょこちょこ夜になるとryuchellのことを思い出して、泣いているときがあります。

 数日前も寝る前に泣いていました。そういうときは「大丈夫だよ」「悲しいよね、それでいいんだよ」みたいな話をして。そしたら、ryuchellが使っていた枕をきれいに整えて、人が寝ているような感じに自分の掛け布団を縦長に置いて、布団の下にryuchellがいるかのような感じにして、寝ていました。

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いっぱい泣いたらママといっぱいギュウしよう