そういう姿を見ると「マジでどうにかなって、10秒でもいいから、ryuchellと会えたりしないかな」と思ってしまいます。そんなことは何がどう起きても無理なんですが。だから、息子が出してくれる思いをとにかく受け止めることが私にできることなので、それを日々やっています。
――気持ちを受け止めるときはどういう言葉をかけることが多いですか。
peco 泣いているときは、「悲しいよね、ママも同じ気持ちだし、悲しいんだから、それでいいんだよ」と話しています。「悲しいと思ったら、泣いていいし、いっぱい泣いたらそのあとにママといっぱいギュウしようね」と言って。
「もうお空にいっちゃった人、亡くなった人のことを思い出すって、すごい悲しい気持ちになるよね」「だから、思い出したくないと思う人もいっぱいいるんだけど、でも、こうやっていつもいっぱいダダ(パパ)のお話をしてあげたり、ダダに話しかけたりしてあげると、それはダダが一番嬉しいことだから、本当に喜んでいると思うよ」っていう話は日々しています。
――pecoさん自身がモヤモヤ思っていることを吐き出したいと思ったときは、出せる環境はあるのでしょうか。
peco もちろんあります。それを心配してくださる方がたくさんいますが、お母さんもそうですし、友だちとか、ありがたいことに周りにいてくれているので、全然溜めたりとかないです。
――仕事の状況はどうでしょうか。妊娠・出産を機に仕事をセーブしたということですが、今は増やしたりするなど変化はあるのでしょうか。
peco ryuchellはお仕事を頑張りたいタイプで、私はしなくてもいいならしたくないタイプ。家に帰ればお母さんがいるという家庭で育ったので、私も子どもができたときはできるだけ家にいるお母さんでありたいという思いがありました。妊娠して、子供が生まれてからは、そういう形でやっていこうとryuchellと話して、ここまでやってきました。