昼間の我慢できない眠気はナルコレプシーかも

 現代の子どもたちは、照明の明るい塾やコンビニなどで、夜も強い光を浴びることの多い生活をしています。こういった場所によく使われているLED照明からもブルーライトは出ているので、夜にブルーライトを浴びることで、寝る前のメラトニン分泌が抑制され、入眠が妨げられてしまいます。

「夜の照明はできるだけトーンを落として、その分、朝は明るくして過ごすことが、良い眠りのためには大切です」(同)

 生活リズムを整えても、昼間の我慢できないほどの眠気や「情動脱力発作(うれしいときや笑ったときにからだの力が抜ける現象)」などの症状があれば、中枢神経系の異常による過眠症「ナルコレプシー」の可能性があるといいます。

「ナルコレプシーは中学生から高校生の間で発症することが多い病気で、発症年齢のピークは10代半ばです。早ければ10歳前後でも症状が見られることがあります。疑われる症状があれば、早めに病院を受診しましょう」(同)

(文/石川美香子)

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