印象的で大きな変化が

「ここ最近、海外から大統領夫妻など要人が訪問さだれたときに、その方たちと天皇、皇后両陛下は“円形”に並ぶようになりました。

 例えば、他国の大統領夫妻が来日されたとき、いままでは皇后陛下は大統領夫人の隣に座り、夫人とお話しをするという座席の配置でした。いまは、円形に並び、テーブルを囲んでいます。

会見に臨むフィリピンのマルコス大統領夫妻と天皇、皇后両陛下=23年2月9日、皇居・御所「小広間」、宮内庁提供

 小さなことのように見えますが、これは印象的で大きな変化です。天皇、皇后両陛下と来賓が一緒になって対等に話されているような印象を受けました。

 天皇、皇后両陛下が立場上対等だとはいいませんが、雅子さまはご自身の立ち位置を理解されていて、これからも積極的に国際親善に取り組まれていかれるのではないでしょうか」

 コロナ禍が明け訪日客が増えているが、さらに海外要人の来日も多くなるだろう。「そこはやはり外務省出身の雅子さまの持前のセンスが光るところだと思います」と河西氏は話す。

「雅子さまの様子を見ていると、海外の方との交流の中でも細やかな気づかいをされている。エリザベス女王の国葬でイギリスに訪問されたときや今年の6月にインドネシアの公式国際親善に行かれたときに、大切な方を雅子さまが呼び止められてあいさつされていたり、話しかけたりされている様子をお見受けしました。

 さすがの心遣いだと思いました。雅子さまは、天皇陛下のパートナーとして、国際親善をはじめ、海外公務でも積極的に活躍されていくのだろうなと思います」

 雅子さまの活躍の場は、今後一層広がっていくに違いない。(AERA dot.編集部・太田裕子)

暮らしとモノ班 for promotion
大人のリカちゃん遊び「リカ活」が人気!ついにポージング自由自在なモデルも