※写真はイメージです(写真/Getty Images)

最難関といわれる大学医学部受験。長年多くの受験生を指導してきた医学部受験のプロによると、医学部に受かる子、受からない子にはそれぞれ傾向があるといいます。好評発売中の週刊朝日ムック『医学部に入る2024』では、その違いを13の項目にわけて紹介しています。全3回のうち、ここでは第3回として【10】周りへの態度【11】スランプ時の態度【12】モチベーション【13】食事・睡眠を紹介します。

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【10】周りへの態度

○受かる子:人の指摘を素直に受け止める。感謝の気持ちを持っている

×受からない子:自分のやり方に固執して、人の言うことに耳を傾けない

週刊朝日ムック『医学部に入る2024』より

「自分のやり方に固執して、アドバイスをしても変えようとしない人は受かりにくいです。目標に対しては頑固に、方法論は柔軟なほうがいい。伸びていく人は、感謝・素直・自立ができています。周りへの感謝が薄れると文句と不安は大きくなるもの。応援してくれる人への感謝が深い生徒ほど、折れそうになった時に自力で前へ進んでいます」(村田さん)

「勉強がうまく進まないときは、うまくいっている人のやり方をまねするのも一つの方法です。問題の解き方ではなく、勉強の仕方を先生に質問するのもいいでしょう。受験は長丁場。大量の知識を効率よく修得するには、一人で考えるより、プロの手をうまく借りるほうが合理的です。指摘されたことを素直に受け止め、実行する謙虚さも大事ですね」(長原さん)

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受かる子のスランプ時の態度は?