仲間由紀恵

コメディーからサイコパスまで

 芸能評論家の三杉武氏は仲間についてこう述べる。

「仲間さんは代表作である『TRICK』や『ごくせん』シリーズのほか、NHK大河ドラマ『功名が辻』での演技が印象的でした。上川隆也さんとW主演を務めた同ドラマでは、戦国時代の荒波の中で内助の功で夫を支える良妻を見事に演じました。ほかにもドラマ『美しい隣人』ではミステリアスな悪女を演じるなど、独身時代からさまざまな役を好演していました。そういう意味では、結婚、出産をへても変わらずに活躍できるのもうなずけます。ドラマや映画などでの実績はもちろん、NHK紅白歌合戦や日本レコード大賞の司会を務めたりと、華々しいステージが似合う俳優としての貫禄も兼ね備えています。その一方、バラエティーでは共演者との気取りのないやりとりで番組を盛り上げることもでき、ふり幅の広さも魅力と言えるでしょう」

 コメディーからサイコパス、正統派まで演じられる仲間。貫禄たっぷりの大女優となる日が楽しみだ。

(雛里美和)

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雛里美和

雛里美和

ライター。新宿・十二社生まれの氷河期世代。語学系出版社から邦ロックシーンを牽引するライブエージェント(イベンター)を経て、独立。教育からエンタメまで幅広い分野で活動する。

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