ドラマ「大奥 Season2」で怪演をみせる仲間由紀恵(画像は映画「大奥」PR活動時の様子=2006年)

 現在放送中の「大奥season2」(NHK)での怪演が話題を呼んでいる仲間由紀恵(44)。同作では8代将軍・吉宗の孫・徳川治済(はるさだ)を演じているが、本人も「今までに演じたことのない狂気的な役でした。子どもに、見られちゃいけない役だと思います」(番宣でのコメント)と語るほどのモンスターを演じ切り、新たな境地をひらいた。

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「治済は原作でも“サイコパス”と呼ばれている人物で、将軍の座に据えた息子を裏から支配し、疫病の撲滅に奔走する天才学者・平賀源内や、孫たちを次々と死に追いやるなど、非道な行いを繰り返すキャラクターです。ドラマでも、失策を犯した付き人(佐藤江梨子)に毒を与え、苦悶(くもん)する姿を見て愉悦に浸ったり、自らが死に追いやった徳川家の人々の位牌(いはい)を前に『これが天下ってやつみたい。思ったより退屈』とこぼしたりなど、人間味のない狂気ぶりをいかんなく発揮しました。これまでも美貌を生かした悪女役を演じたことはありますが、ふくよかさが増した今では、おっとりとした雰囲気と外道な行為や発言のギャップがより恐ろしさを際立たせます。“史上最高の怪演”となった治済を演じたことで、まさに女優としての新境地に至ったと言えるでしょう」(週刊誌の芸能担当記者)

 来年で芸能活動30周年となる仲間。プライベートでは2014年、14歳年上の俳優・田中哲司と結婚。その後、双子を出産し子育てをしながら俳優業を続けている。

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雛里美和

雛里美和

ライター。新宿・十二社生まれの氷河期世代。語学系出版社から邦ロックシーンを牽引するライブエージェント(イベンター)を経て、独立。教育からエンタメまで幅広い分野で活動する。

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