2015年から「放浪記」の主役も務める

森光子から「放浪記」主役を引き継ぐ

 11月12日に放送された「日曜日の初耳学」で、ブレークのきっかけとなった「TRICK」シリーズ(テレビ朝日系、2000~2014年)や、代表作「ごくせん」シリーズ(日本テレビ系、2002~2009年)についてたっぷり語った仲間。20年近い前の作品にもかかわらず、両作ともレジェンド的作品として今も人気が高い。

「同番組では、『TRICK』撮影開始当初は相当な抵抗感があったと告白していました。ここまでコメディーに振り切った役を演じたのは初めてで、さらに監督からのムチャぶりなどもあり、怖い現場だったそうです。しかし、『TRICK』のヒットで得た手応えと、厳しい現場で鍛えられたコメディーを演じ切った根性が次作の『ごくせん』で花開いたのは間違いないでしょう」(民放ドラマ制作スタッフ)

 20歳そこそこで2大シリーズを成功させ、第一線に躍り出た仲間。誰もが認める正統派な美形でありながら、吹っ切れた笑いもできる稀有な俳優として、さまざまな作品で爪痕を残してきた。そして30代に入ると本来の魅力を生かして、影をたたえたミステリアスな悪女役が増えていく。

「出産前には、森光子さんが死去するまで20年近く演じ続けた舞台の名作『放浪記』の主役を引継ぎ、大女優への道筋を付けました。以前から松坂慶子を思わせる容姿だとの声もあり、大女優の資質をのぞかせていましたが、『大奥』では貫禄のある容姿に加えて、迫力のあるサイコパス演技に開眼。さらなる可能性を切り開いたと言えるでしょう」(同)

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