春風亭一之輔、頭の中は「ブギウギ」一色！ 「最近あのオープニングテーマの操り人形が夢に出ます」

落語家・春風亭一之輔さんが連載中のコラム「ああ、それ私よく知ってます。」。今回のお題は「ブギウギ」。

　待ってました！　NHK朝の連続テレビ小説「ブギウギ」っ！！ いやー、最高。放送開始から毎日観ています。なんなら一日、二、三回観ます。暇か？と思われるでしょう。否、私は案外忙しいのです。それでも観られる状況に居れば観ます。寄席の楽屋でも観ます。地方の公民館の控室でも観ます。連続ドラマは「観る！　絶対に最終回まで観る！」と思いきり意識しないと習慣が続かない年齢になってきたからね。だから観ると決めたらトコトン観るのです。　　　

　今回は「ブギウギ」。観てない人には何が何だかわからんでしょうが、これから追っかけで観ようと思ってる方はこの先は読まないでください。思いっきりネタバレしますので！

　最近あのオープニングテーマの操り人形が夢に出ます。初回観たとき「こ、怖え……」と震えたあのマリオネット。某新聞の投書欄でも「ドラマはいいのにあの恐ろしげな人形はいただけない。なんとかならないものか」という男性（78）無職のご意見がありました。しかしながらモノは慣れですね。今じゃあのカクカク動くブギウギ人形を観ないと一日が始まらない。録画を観るときもオープニングは飛ばしません。