ただし、すべての施設に看取り目的で入所できるわけではありません。また、受け入れ可能な施設に空きがないこともあり、実際には変更が難しいこともあります。
変更したい理由が、家族が介護疲れで休養したい、体調が悪くなり付き添っていられなくなったなどという場合は、短期間入所する介護サービスの利用、介護施設への入居も選択肢になりますから、ケアマネジャーに相談してみましょう。
日本では、病院で死亡する人が多いのですが、近年では施設で亡くなる人が徐々に増えています。
病床機能が明確化され、病院を終末期医療の場とすることは好ましいことではありません。ただし、地域医療や在宅医療を支援する病床での受け入れは可能です。
(文/山本七枝子)

※週刊朝日ムック『さいごまで自宅で診てくれるいいお医者さん2024年版 在宅医療ガイド』より
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