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 在宅医療を受けている人を支える家族の状況や思い、悩みはさまざまです。遠くで一人暮らしをしていて心配、肺炎になっても在宅医療を続けられるのか、自宅での看取りに不安を感じる…など、家族の疑問について在宅医に聞きました。好評発売中の週刊朝日ムック『さいごまで自宅で診てくれるいいお医者さん2024年版 在宅医療ガイド』から、前編に続き、後編をお届けします。

【図版】遠距離介護で在宅医療を成功させる4つの条件はこちら

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【答えてくれた医師】

太田秀樹医師●おおた・ひでき

日本在宅ケアアライアンス事務局長

医療法人アスムス理事長

日本在宅ケアアライアンス事務局長
医療法人アスムス理事長
太田秀樹医師

Q5 看取りは家族だけで迎えても大丈夫でしょうか?医師、看護師がいないと不安です。

A 最期の迎え方を在宅医・訪問看護師に教わる

 看取りの経験がないと不安に感じることが多いと思います。遠慮しないで相談してください。

 最期が近づくと、痰をのみ込めなくなってゴロゴロと音がすることがあり、苦しんでいるように思うかもしれませんが、本人は苦しさを感じていません。息を引き取るまでの過程や、その時々の様子、家族のケアなど最期の迎え方について医師や看護師から説明を受けて、それを理解し納得できれば、不安が少なくなると思います(詳細は100ページ参照)。

 看取りは、旅立つ人を残る人が見送る大切な時間であり、医師や看護師はあくまでも脇役にすぎません。在宅医療を受けながら熱心に介護されてきたご家族は、ゆっくりと死に向かうその時間を共有することで大切な人の死を受容できるものです。

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「むせ」がありしばしば発熱する場合、ほとんどが誤嚥性肺炎