看板が撤去されたジャニーズ事務所の本社ビルの前で写真を撮るファン
この記事の写真をすべて見る

「すべてジャニーズと付くものはなくなります」

【写真】業界人に注目されている「イケメングループ」はこちら

 10月の会見で東山紀之新社長が述べた言葉が現実のものになった。17日、ジャニーズ事務所は「SMILE-UP.」へと社名が変更され、それに合わせてタレントの関連グッズを扱うジャニーズショップもすべて閉店。公式サイトも一新され、ファンクラブやYouTubeのチャンネル名も改名された。「ジャニー喜多川」に由来する固有名は一掃されつつある。

 数多くのジャニーズタレントを起用してきたCM業界では、すでに多くの大手企業が「起用見直し」を発表しているが、スポンサー収入で成り立つテレビ局も対応に追われている。過去にジャニーズ勢を数多く出演させてきた『NHK紅白歌合戦』は、18日のNHKの定例会見で稲葉延雄会長が“出場ゼロ”という方針を変えるつもりはないと発言した。

「『紅白』に関しては、2枠は出場させるというプランもあるようですが、NHKでは、長年放送してきたジャニーズJr.のレギュラー番組に絡み、『リハーサル室が性加害の温床になっていた』との報道があったことから、毅然とした対応を取らざるを得ない状況だと聞きます」

 こう語るのは民放キー局のプロデューサーだ。では、民放各局の状況はどうなのか。

次のページ
今後数年は「新しいデビュー組は出てこない」