吉本興業系列の事務所で売り出し中の「JO1」のメンバー

吉本興業はノウハウを持っている

「『紅白』のジャニーズ勢の出場数がひとつのベンチマークになるのは間違いない。仮にゼロであれば、民放のジャニーズ冠番組は続々と打ち切りになる可能性もあります。ドラマに関しては、2年ほど前からキャスティングしているところが多いので現状は対応が追い付いていませんが、企画段階のものではジャニーズを外したところもあると聞いています。バラエティーもドラマも、来春の改編期にはある程度の数まで絞られるというのが既定路線です。ファンが待ち望んでいる、新しいデビュー組は今後数年間、出てこないでしょうね」

 旧ジャニーズタレントたちがテレビから消えるとなると、当然穴を埋めるのは他のタレントたちになる。こうしたなか、「お笑い芸人たちは千載一遇のチャンスだと鼻息を荒らげている」と語るのは放送作家だ。

「例えば吉本興業はナインティナインを擁する吉本印天然素材や、関西でアイドル的人気を博したWEST SIDEなど、アイドル路線でユニット化することにたけています。現在、吉本はJO1やINIなど韓国と組んでアイドルアーティストを育成しており、吉本制作の番組に起用して認知度を高め、一定の成功は収めています。しかし、彼らが旧ジャニーズの穴を埋められるかといえば、なかなか難しい。というのも、旧ジャニーズタレントは歌って踊れるだけではなく、SMAPの流れをしっかり踏襲し、ちゃんと笑いを取れるなど、タレント性が抜群。なので、歌って踊って笑いも取れる、ルックスの良い芸人の需要がかなり高まっています。なので、お笑いの『第8世代』はアイドル路線で仕掛けていく可能性は相当高い。今、ビジュアルに自信のある若手芸人たちはそのチャンスをうかがっているようです」

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