運動習慣ゼロの人でも、ジムに通うなど特別なことをせずに日常生活の中で運動量を増やすことは可能だ。多くの現役アスリートも通うトレーニングジム「IPF」代表のカリスマ最強トレーナー・清水忍さんは、「家事や通勤などの生活活動の中で消費されるエネルギー量のことをNEAT(Non-Exercise Activity Thermogenesis/非運動性熱産生)といいます。今、NEATを上げること、つまり普段の生活の中の活動量を多くすることが注目されています」という。監修『運動習慣ゼロの人のための疲れない動けるからだをつくるテク』(朝日新聞出版)から日常生活の中で運動量を増やす効果的な習慣3つを紹介する。
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一つ目は「電車内の中では常に立つ」
姿勢をキープする筋肉のトレーニングになります。移動中は、カラダを鍛えるチャンスです。揺れのある電車内では正しい立ち姿勢をキープすることで、バランス感覚や、体幹、足腰の筋肉のトレーニングになります。
電車内で立つ時のポイントは、いくつかあります。重い荷物を持ったままだと姿勢が悪くなりやすいので注意。カラダに負荷をかけるために、重い荷物を持つこと自体はおすすめですが、電車内では、荷物のせいでバランスが崩れて姿勢が悪くなりがちなので、網棚にのせておきましょう。
二つ目は「その都度動くようにする」
例えば、テーブルが汚れたらすぐに拭く、窓拭きや片づけなどもまめにする。大きな苦労をしなくてもカロリーを消費できます。こまめに動くと、その都度の労力は軽くても、1 日分の蓄積は意外に大きなものになります。たくさん動いたという意識はなくても、大きなカロリーを消費しているのです。
何かするときは、背筋を伸ばしてきびきび動くようにしましょう。一つひとつの動作は、そのスピードによっても消費カロリーが変わってきます。できるだけ、きびきび動くように意識しましょう。背すじを伸ばしたいい姿勢を保つこともポイントです。