落合氏は04年から中日の監督を8年間務め、全ての年でAクラス入り。リーグ優勝を4度達成し、17年に球団史上2度目の日本一に導いた。司令塔の谷繁元信、二遊間を守る荒木雅博(中日1軍内野守備走塁コーチ)、井端弘和の「アライバコンビ」、強打者の和田一浩、森野将彦(共に中日1軍打撃コーチ)が中心となり、投手陣もセットアッパー・浅尾拓也(中日2軍投手コーチ)、守護神・岩瀬仁紀につなぐ強固な救援陣を結成。常に無表情だった落合監督のベンチワークも、「何を考えているか分からない」と他球団に恐れられた。落合氏は中畑氏と同学年の69歳。気力、体力に問題がなければ、巨人の監督に電撃就任もあり得るか。
様々な選択肢の中で、内部昇格なら二岡智宏2軍監督、川相昌弘総合コーチの抜擢が考えられる。いずれにせよ、V奪回の道は険しい。3年契約の最終年となる来季も原監督に託すか、それとも、監督交代の決断を下すか――。
(今川秀悟)