卵巣が元気な20代・30代
<気になる症状>
月経痛、月経不順、PMS(月経前症候群)、経血に血塊が多い、顔色の黒ずみ、頭痛など身体に痛みが出やすい
<改善ポイント>
卵巣の血流量がピークを迎え、卵巣の働きがもっとも活発になる時期。ホルモン分泌が盛んで、妊娠や出産に一番適した年齢です。
この時期は、「血(けつ)」と「腎」を補いながら、血流をスムーズに保つことが大切。妊娠・出産に備えるためにも、冷えやストレス、食事の不摂生などに注意して月経を健やかに保ちましょう。
<摂り入れたい食材>
「血流」をスムーズにする食材を。
たまねぎ、紅花、よもぎ、黒きくらげ、にんにく、しょうが、シナモンなど
卵巣機能が低下する40代
<気になる症状>
ほてり、動悸、不安、頭痛、イライラ、落ち込みやすい、不眠(寝つきが悪い、眠りが浅い、目覚めが早い)
<改善ポイント>
更年期を迎える40代は、ホルモンの分泌量が減り、卵巣の働きも徐々に不安定になります。この時期は心身のバランスを崩しやすく、不眠や不安、ほてりなど、さまざまな不調に悩まされることも。
「血(けつ)」と「腎」を補いながら、ストレスを発散する「肝(かん)」の機能を高め、この時期をなるべく穏やかに過ごしましょう。身体にこもった熱を冷ますことも大切です。
<摂り入れたい食材>
「肝」を整える食材を。
そば、みかんの皮、香草類、玫瑰花(マイカイカ)茶、ジャスミン、ミント、菊花茶、うこん、春菊など。更年期に摂りたい食材は、あさり、しじみ、あわび、たけのこなど。
心身が軽くなる50代以降
<気になる症状>
腰痛、腰の冷え、足腰が弱くなる、排尿トラブル、物忘れ、むくみ、めまい、耳鳴り、高脂血症、高血圧、狭心症、動脈硬化症
<改善ポイント>
50代に入ると女性ホルモンの分泌が徐々になくなり、更年期特有の不調も自然と軽くなります。セカンドライフが始まるこの時期は、老化を恐れるのではなく、身体の変化をきちんと理解して不調や病気に備えることが大切。
「血(けつ)」と「腎」を補いながら、加齢による「血行不良」を改善し、この時期に現れやすい病気(脂質異常症、高血圧、狭心症など)を予防しましょう。
<摂り入れたい食材>
「血行不良」を改善する食材を。
たまねぎ、紅花、よもぎ、うこん、らっきょうなど