エンゼルス・大谷翔平
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 今年のメジャーリーグのレギュラーシーズンも佳境に入った。どのチームがプレーオフに進むのか目の離せない戦いが続くが、個人タイトルの行方にも注目が集まる。その中でも最も価値ある称号がMVPだが、残り1カ月を切ったタイミングで両リーグのMVPをめぐるレースはどうなっているのだろうか……。

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 ア・リーグは今季も投打に活躍した大谷翔平(エンゼルス)が大本命となっている。8月終盤には右肘の靭帯損傷が判明し、残りの試合は投手としては出場しないことが決まったが、ホームラン王争いでトップを走るなど、現段階では他の選手に差をつけての受賞が有力視されている。

 以下、ライバルになりそうな選手と主要な成績を並べてみた。(※WARは打撃、守備、走塁、投球などを総合的に評価して貢献度を示す指標。数値は米野球データサイト『Baseball-Reference』のウェブサイトを参照。成績は全て現地9月3日終了時点)


■大谷翔平(エンゼルス)

打率.304 44本塁打 95打点 20盗塁 OPS1.066 WAR5.9

10勝5敗 167奪三振 防御率3.14 WAR4.0

■コーリー・シーガー(レンジャーズ/遊撃手)

打率.341 26本塁打 81打点 2盗塁 OPS1.048 WAR6.1

■フリオ・ロドリゲス(マリナーズ/外野手)

打率.285 24本塁打 88打点 36盗塁 OPS.825 WAR5.1

■マーカス・セミエン(レンジャーズ/二塁手)

打率.273 20本塁打 81打点 13盗塁 OPS.796 WAR5.6


 大谷に唯一匹敵しそうな成績をマークしているシーガーも今季は怪我での離脱もあり、やっと規定打席に到達したばかり。野手での出場数は大谷が135試合に対してシーガーは93試合ということを考えても、やはり大谷が大きくリードしているのは間違いないだろう。現地の報道を見ても投球ができなくなったとはいえ、MVP争いにおいて大谷を最有力候補に挙げているメディアが全部だと言っていいほどだ。

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ナ・リーグのMVP争いは?